トリオを結成しました

標準

横浜市栄区には栄ソリスティという音楽家の集まるコミュニティがあります。本郷台へ越して来て嬉しかったことのひとつです。越して来てしばらくは、夫しか知っている人がいなくて心細い毎日でしたが、新聞でそういう団体があることを知って、早速電話を掛けて参加させていただきました。まさか、地元で演奏会に出たり、音楽をする友だちができたりするとは思ってもいませんでした。だから、とても嬉しかったです。

それから一年。。。

そこで出会いがありまして、なんとなんと!クラリネットトリオを組むことができました!!

写真は練習の後、ピアニストさんのお嬢さんが撮ってくれました。ありがとうね!!

それぞれ、勉強してきた過程も、今の生活環境も、性格も音楽性も違うのですが、音楽が大好きで、もっと良い音楽をしたいという希望を持っているところは似ていると思います。それぞれ違うから、与えられる影響は大きく、同じ方向を向いているから、努力するパワーが大きくなるのだと感じています。

音楽を生業としている人は沢山います。音楽が好きな人も沢山います。そんな中で結成できるということは、奇跡のような気がします。まだ、出来たてホヤホヤで、これからどうなっていくのかわからないけど、この出会いを大事にしていきたいと思います。

音楽は一人では出来ないな、とつくづく思います。聴いてくれる人、一緒に演奏してくれる人、理解して支えてくれる人、、、大勢の人あっての音楽です。感謝しながら、良い音楽を目指して日々勉強です!

栄区あたりの名物トリオになれるように、<まじめに愉快に大胆に>進んでいけたらいいなぁ♪♪♪

夏期講習

標準

七月後半の10日間、母校での夏期講習に参加して、ドイツからいらっしゃったウルフ ヘルシャー先生のレッスンを受けてきました。

二年前にも受講したので、先生のレッスンを受けるのは2度目です。先生が覚えていてくださってとてもビックリ!しました。

今回は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第6番を練習していきました。ベートーヴェンのソナタの中ではこじんまりとした作品ですが、温かい気持ちになれるので、わたしは大好きです。

ピアニストの茜さんとの演奏を聴いていただいてレッスンがスタートしました。

ベートーヴェンのソナタは特に、ピアノの弾き方を参考にして音を作ること、よりクリアな音色を目指してフィンガリングとボウイングを考えること、、、そんな基本的なことをまず教わりました。

それを踏まえた上で、表情をはっきりと付けることを始めていきました。恐い顔のベートーヴェン、優しい顔のベートーヴェン、という表現で示してもらって、とても頭の中がスッキリしました。

さらに、表情を付ける上でも必要な右手の使い方を、音階を使った練習方法で教えてくださいました。これは、すぐに日々の練習に取り入れられるので続けてみます!

最後のレッスンではテレマンのファンタジー第9番(無伴奏の曲です)を聴いていただきました。バロック音楽を現代の楽器で演奏する時の奏法や、装飾の入れ方を教わりました。

講習会の間に先生のリサイタルがありました。

モーツァルト、シチェドリン(1932ー  モスクワ生まれ。奥様はバレリーナのプリセツカヤだそうです。)、シューマンの作品で構成されたプログラムでした。レッスンでおっしゃっていたことが、より理解できるような気がしました。シチェドリンという作曲家、わたしは初めてでしたが、色彩豊かな、ヴァイオリンという楽器を生かしきった素晴らしい曲でした。面白かった!!

有意義な10日間でしたが、何よりも先生のお人柄から、沢山のことを学んだ気がします。温かく、優しく、大きな心の人だから、感動を与えられる演奏ができるのだと思うし、生徒も安心して練習や演奏の方向を決められるのだと感じました。<音は人>ということをあらためて実感できたことが一番の収穫だったかもしれません。

さあ、日常の小さなことはさておいて、練習するぞ〜♪♪