骨折して

標準

夏の旅行中、山で転んで骨折をしました。折れたのは、右足の第五中足骨と甲の二箇所です。生まれて初めて骨折しましたが、骨折は痛いです。

白馬の診療所に行くまでは、捻挫くらいかな、と思っていたので、レントゲンを見た医師の方に「骨折ですね。」と告げられた途端に目の前が白くなり、貧血で処置室に寝かされることになってしまいました。その後、松葉杖を購入し、痛み止めを飲んで過ごすことになったのですが、松葉杖での移動はとても大変で疲れることがわかりました。

慣れない松葉杖での移動は、とにかく時間と筋肉を使うことがわかりました。トイレには早めに行くこと。目的の場所のなるべく近くまで車や車椅子で行き、動く距離をなるべく短くすること。「ドアをあけましょうか」とか「荷物を運びましょうか」などの優しい皆様のご厚意は遠慮なくいただくこと、などを学びました。

その後、松葉杖から、杖に変わってからも、見ず知らずの親切な方々にどれほどお世話になったかしれません。このご恩は、元気になった今、なるべくお返ししていこうと思っています。自分が不自由を経験したからわかることが多く、忘れてはいけないな、と思っています。

仕事をする時も、皆様に随分助けていただきました。ありがとうございました。このご恩は生涯忘れません。

この5年間にあったこと

標準

一番大きな出来事は、引っ越しをしたことです。コロナ禍に、生活が変わらなかった方は、あまりいらっしゃらなかったと思いますが、私の環境も変わりました。レッスンをリビングで行なっていたため、在宅で仕事をするようになった主人には、随分、不自由をさせてしまうことになりました。食事も好きな時間に取れないし、仕事部屋にヴァイオリンの音が筒抜けで、リモート会議などには不自由したと思います。他にもいくつか引っ越す理由が出てきたこともあり、思い切って引っ越しをしました。

今の最寄りの駅は港南台です。駅から徒歩4分。坂道もなく、歩きやすい道です。生徒さん用の駐車場も2台分あります。レッスンをする部屋も専用になり、思う存分、レッスンができます。思い切って、小さいものですがグランドピアノも入れました。玄関も広くなり、出入りがスムーズになりました。まだまだ、より良く使えるように工夫している途中です。レッスンだけでなく、アンサンブルの練習や、合奏など、自宅でできることが増えました。この環境をどんどん生かして、生徒さんの上達と、私の成長を目指します。

2019年

標準

2019年がスタートしてはや二ヶ月!

花粉が飛び始めたことで、春を感じています。

昨年は、とても充実した年でした。困ったことが多かった分、知恵が増えて、我慢する方法を学んだり、待つことの重要性を知ることができたと思います。思ったようにいかなくて当たり前、とか、他人は変えられないから自分が変われ、とか、よく耳にすることを身をもって体験した年でした。

今年も引き続き、日々、学びの多い出来事が続いています。頭と心を使い、困難を乗り越えていきたいと思います。

今は3月のおさらい会に向けての準備を進めています。そして、それぞれの生徒さんの一年間のプランを立てています。計画通りにいかないことを前提に、でも、このくらいまで頑張ろう!という目標を立てます。これは生徒さんのため、というよりはわたしのためで、目標を持つことで、毎回のレッスンの方向が定まります。

ヴァイオリンは、弾ければ楽しい、でも、弾けないと辛い楽器です。つくづくそう思うのです。音楽は、自分の好きなようにすれば良いと思います。表現は自由なのですから、個性を出せば良いと思います。わたしの役割は、弾き方を正しく教えること。今年も、よい先生を目指していきます。

よろしくお願いします🎶

夏の勉強会&発表会

標準

今年の発表会も無事に終了いたしました。協力してくださった皆々様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

今年の発表会では、合奏という新しい試みをしました。上手に弾ける生徒さんが増えてきたので、小学生以下の皆さんで合奏団を作ってみよう、と思い立ち企画しました。事前に三回集まって練習をし、本番では立派に演奏ができました。チェロの古谷田先生が参加してくださったおかげで、思ったよりもずっと豪華な仕上がりとなり、お客様からの評判もとても良くて、とても嬉しいことでした。ありがとうございました。

ソロだけではなく、アンサンブルを経験しておくことは、上達の過程で非常に有効です。音感も育ちますし、弦楽器特有の響きを体で感じ、気持ちが良いと覚えることは、ソロでの演奏にも役立ちます。

また、将来プロにならなくても、アマチュアのオーケストラや高校や大学のオーケストラに入ったり、仲間でアンサンブルを楽しめることにつながるので、とても良いことだと思います。

その合奏の練習日に、東京都練馬区で弦楽器工房を経営していらっしゃる村川さんに、わざわざこの栄区まで来ていただき、楽器についての勉強会を行いました。楽器のパーツごとに詳しくお話してくださり、生徒さんたちの質問に丁寧に答えてくださった後、弦の張り替え方を一人ずつ教えてくださいました。みんな、興味津々、真剣にお話を聞き、実物を触り、弦を張り替えていました。良い経験ができました。私の所に通ってくださっている生徒さんたちは、多かれ少なかれ村川さんには、お世話になっております。親切で、優しく、どんな楽器に対しても誠実に対応してくださる、信用のできる職人さんです。いつもありがとうございます。

生徒さんたちは、発表会を経験したことで、それぞれにモチベーションが上がり、翌日からレッスンに来て、また次の目標に向かって頑張っています。発表会後に新しく入ってくださった生徒さんも、来年の会に向けてスタートしました。やる気満々の生徒さんと保護者の皆様のエネルギーをいただいて、私は頑張れています。ありがたいことです。

日々の積み重ねが自分を創ります。一緒に頑張りましょう!!

2018春、夏

標準

今日は8月22日です。

今年の夏はとても暑く、台風が多く、異常な気候です。暑い暑いと言いながらも時間は均等に流れて、日々が過ぎていきます。

春はもうずっと前のことのように感じますが、思い返せばいろいろありました。

リサイタルに向けて練習に励んでいましたが事情があって日延べすることになったり、信頼していた人生の先輩からの思いがけない言葉で、久しぶりに心が折れてしまったり、職場の人間関係に悩んだり、と困ったことも多くありました。そういうことで落ち込んでいる時に、温かい言葉をかけてくれる友人がいたり、演奏することをやめてはいけない状況が備えられたり、といった不思議なことが起こり、日々の奇跡に驚いたり、感謝したりしながら、でも気持ちは激しくアップダウンしながら過ごしてきたように感じます。捨てる神あれば拾う神あり、とは昔の人の言うことは素晴らしいですね。人生、良いことばかりでも悪いことばかりでもないのですね。本当に。

仕事はとても充実していて、今は目前に迫ったクラシック音楽コンクールと、発表会の準備をしています。生徒さんたちはとても頑張っています。おかげで、私もエネルギーをもらい、日々、ハッスルしてレッスンをしています。お互い様です。

エネルギーといえば、旅行することもエネルギー補給になっています。ゴールデンウィークと夏休みに、夫があちこちに連れていってくれました。自然の豊かな場所を選んでくれたので、心が本当に癒され、和みました。いつも計画をしてくれて、宿泊、食事の全てを予約してくれて、運転もしてくれて、、、感謝です。次の旅行はいつ?どこ?と早くもせっついています。楽しみに、仕事を頑張ります!

発表会に向けて

標準

今年の発表会は9月2日です。

そろそろ演奏曲目が決まり、諸々の準備が始まっています。例年のように、充実した会になるように、頑張りたいと思います頑張りたいと思います。

今年度は、職場の同僚の先生と、教え方や生徒さんとの関わり方について、個人的に話をする機会が多いです。今までは、そのようなことはあまりありませんでした。演奏の仕方と、教え方については、とてもデリケートな問題なので、お互いにあまり踏み込めないでいたのだと思います。

職場の生徒さんたちの試験を聴いていると、教えている先生のカラーがはっきり出ています。とにかく楽しさを優先していらっしゃる先生、生徒さんの個性を上手に引き出す先生、真面目に技術を教える先生。逆に、どうしてこんなに下手になるように教えるのかな、と感じる先生もいらっしゃいます。上手になるには、先生と生徒さんと保護者の方の相性が良いことは条件の一つだなと感じます。でも、まずは先生の質だと感じます。

上手に教えていらっしゃる先生とお話をして、情報交換をすることは、とてもありがたいことで、最近、それができていることは嬉しい事です。間違っていることがあれば直したいし、もっと良い方法があれば試したいので、これからも他の先生方とお話をしていきたいと思っています。

でも、本当にデリケートなことなので、言葉には気をつけないと!です。

2018年

標準

新しい年になり、はや2ヶ月が過ぎようとしています。

昨年末からこの2月までは、一日一日が飛ぶように過ぎました。

クリスマスシーズンの忙しさの後、2月4日のいろりでの演奏会と2月25日のリリスでの演奏の準備に追われ、焦る気持ちと、興奮と不安との間を行ったり来たりする脳内現象に翻弄される日々だったと感じます。ひとまず今年の最初の山場を越えて、一息つけました。

自分が練習する過程で悩むことは、生徒さんたちを教える時に生きる事があります。

不思議なもので、自分の悩みが解決すると今まで見えなかったことが見えてきたり、わからなかったことがわかってきたりします。そして、どうしてこんな単純なことがわからなかったのだろう、と思うことがあります。パーっと目の前が明るくなったように嬉しくなりますが、それを小さい生徒さんに伝えることは難しいこともあり、次はそれが課題になります。そんな風に次から次へと考えることが続きますが、これが大事なんだな、と実感しています。

今年も生徒さんたちと共に成長できるよう、努力の年にします!!

よろしくお願いいたします。

2017 発表会

標準

今年も残り2ヶ月となりました。一年が本当に速いです。

今年も8月に発表会を行いました。

全員が昨年よりも上達していて、わたしはとても嬉しかったです。それぞれの生活のなかに音楽が定着しているのは素晴らしいことだと思います。

わたしも皆さんから刺激を頂いて、日々、より良い教え方を模索しています。

新しい試みとして、小学生以下の生徒さんたちのための合奏プロジェクトを計画しています。来年の発表会に向けて、お互いに成長しましょうね!

初夏

標準

月日の速さは年を重ねるごとに速くなり、もう5月も終りです。

ボーっと過ごした日など一日もないはずなのに、毎日、何をしていたのか思い出すのが一苦労です。

3月末に、ニューヨークへ行ってきました!

オーケストラの一員として、カーネギーホールで演奏してきました。伝統的な一流の音楽家たちが夜毎に名演奏をしてきたホールで演奏できたことは、わたしの心の財産になりました。とても幸せな体験でした。

ニューヨークという街に行けたこと、数日でしたが過ごせたことも、貴重な経験でした。正直なところ、あまり行ってみたいと思ったことはなかったのですが、行ってみると、多くの人が憧れるのが納得できる、活気のある、楽しい街でした。

人も車も多くて、いつもクラクションが鳴っていて、ごみごみしていて、ちょっと臭くて、汚い街ですが、なんだか元気になり、気持ちが大きくなりました。そこで生きている人々のエネルギーなのかな、と思いました。今回は演奏がメインでしたから、美術館に行ったり、バレエやミュージカルなどを観たりすることはできませんでした。次は観光で行きたいです。

新学期が始まり、今年度も新しい出会いがありました。出会いは嬉しいものです。

最近、ヴァイオリンのレッスンを通して関わらせていただく生徒さんたちとの時間が、前にも増して、とても貴重な時間だと感じるようになりました。わたしは自分に与えられた人生を歩んでいますが、同じように生徒さんお一人お一人も、それぞれの人生を歩んでいて、わたしはその方たちのほんの一時期にだけすれ違う存在です。でも、音楽が人に与える影響は多大なので、ほんのひと時であっても、大切に接しなければならないのです。毎回のレッスンの重みが増したように感じます。

8月の発表会に向けて準備をしています。今年も良い会になるように、頑張るぞ!!