夏の旅行中、山で転んで骨折をしました。折れたのは、右足の第五中足骨と甲の二箇所です。生まれて初めて骨折しましたが、骨折は痛いです。
白馬の診療所に行くまでは、捻挫くらいかな、と思っていたので、レントゲンを見た医師の方に「骨折ですね。」と告げられた途端に目の前が白くなり、貧血で処置室に寝かされることになってしまいました。その後、松葉杖を購入し、痛み止めを飲んで過ごすことになったのですが、松葉杖での移動はとても大変で疲れることがわかりました。
慣れない松葉杖での移動は、とにかく時間と筋肉を使うことがわかりました。トイレには早めに行くこと。目的の場所のなるべく近くまで車や車椅子で行き、動く距離をなるべく短くすること。「ドアをあけましょうか」とか「荷物を運びましょうか」などの優しい皆様のご厚意は遠慮なくいただくこと、などを学びました。
その後、松葉杖から、杖に変わってからも、見ず知らずの親切な方々にどれほどお世話になったかしれません。このご恩は、元気になった今、なるべくお返ししていこうと思っています。自分が不自由を経験したからわかることが多く、忘れてはいけないな、と思っています。
仕事をする時も、皆様に随分助けていただきました。ありがとうございました。このご恩は生涯忘れません。