トリオ名決定!!

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9月が始まってあっという間に10日が過ぎてしまいました。

ここ2〜3日は涼しくて、やっと秋が来るかな?!と期待してしまいます。

9月の音楽活動は、栄ソリスティの内々の勉強会のミニコンサートから始まりました。今回もクラリネットトリオで出演させていただきました。演奏したのは、ハチャトゥリアンのTorioです。

このミニコンサート、内々の会とはいってもと〜っても緊張するのです。狭い空間に、真剣に聴いてくださる無数の目と耳。出演者それぞれが発する緊張感がお互いに伝染、連鎖して、ドッキドキです!でもそのおかげで、とても勉強になります。

他の皆さんの音楽も味わえて、自分の鍛錬の場にもなる、こんなコンサートが定期的にあるのは、本当にありがたいことです。今回で二回目の挑戦でしたが、これからも、挑戦していきたいと思います。ソリスティは、メンバーそれぞれの地道な影の運営努力があって、活動が成り立っていることがわかってきました。わたしも、できるお手伝いはしていこうと思います。

さて、トリオの名前が決まりました!!

和〜nagomi〜

です。

ピアニストの長島さんが発案してくださいました。平和、調和、などの言葉から連想したとおっしゃっていましたが、素敵な名前だと思います。日本人であることも含まれるし、音楽で人と人を繋いでいくイメージもあるな、って思います。

この名前にいろいろ学びながら、成長していきたいです。

P.S 写真はミニコンサートをした音楽ルームのある、あ〜すぷらざです。この日は、ちょっとしたお祭りをしていました。本文とはあまり関係ありません。

日本クラシック音楽コンクール

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コンクールは規模の大きいものから小さいものまで沢山あります。コンクールに挑戦する目的は人それぞれです。実績を積むため、腕試しをするため、場数を踏むため、、、。みんな自分の成長のために頑張ります。それなりに費用もかかりますし、準備に費やす時間、プレッシャー、緊張感はどれも自分との戦いです。

昨日、相模原南市民ホールで行われた日本クラシック音楽コンクールの地区予選のヴァイオリン部門、高校生、大学生以、一般の部を聴いてきました。

一昨年前から、生徒が挑戦したのをきっかけに、若輩者ながら審査員をさせていただいており、沢山の演奏を聴くことで多くの学びと刺激を与えられています。昨日も33名の、汗と苦労の塊のような演奏を聴かせていただきました。

本番で持っている力を100%出すことはとても難しいことです。緊張感の中でどれだけ発揮できるかは、それまでに費やしてきた練習時間と自分を信じる気持ちにかかっていて、舞台に立った時の状態はその時になってみないとわからないものです。初めてのホール、初めてのピアノの音、客席には審査員、こんな状況に身をおくわけですから、その日に向けて、どれだけの努力が必要かは想像に難くないと思います。

聴きながら、その演奏の良いところと改善したらどうか?というところをコメント用紙に書き込むのですが、これがなかなか難しい!努力の結晶の演奏だとわかるので、ケチをつけるようなことはしたくないのです。だから、なるべくトゲのない言葉で、自分の感じたことを伝えようと思うのですが、結局、ズバッと表現することになってしまったり、良いところが見つからなかったり。でも、一生懸命書きましたよ!伝わっていると良いのですが。

ヴァイオリンという楽器は、本当に難しい楽器だと思います。なかなか思うように扱えない楽器だと思います。正しい姿勢、バランス感覚、そして音感やリズム感といったソルフェージュ能力などがうまく融合して初めて良い音、心地よい音楽が生まれるのです。さらに、強い意志と忍耐力、そして、これが一番大事かもしれませんが、努力できること。考えると気が遠くなりそうですが、そんなことがみんな必要なのです。

哀しいかな誰もが一流の演奏家になれるわけではないですが、ヴァイオリンを通して培った、精神力や経験は人生の中で必ず生かされると思います。

教える仕事も、努力と忍耐です。自分が努力を怠ると、生徒がうまくなりません。わたしも生徒たちに負けずに、自分と戦いながら、成長していかねば!と気持ちを引き締めた一日でした。

トリオを結成しました

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横浜市栄区には栄ソリスティという音楽家の集まるコミュニティがあります。本郷台へ越して来て嬉しかったことのひとつです。越して来てしばらくは、夫しか知っている人がいなくて心細い毎日でしたが、新聞でそういう団体があることを知って、早速電話を掛けて参加させていただきました。まさか、地元で演奏会に出たり、音楽をする友だちができたりするとは思ってもいませんでした。だから、とても嬉しかったです。

それから一年。。。

そこで出会いがありまして、なんとなんと!クラリネットトリオを組むことができました!!

写真は練習の後、ピアニストさんのお嬢さんが撮ってくれました。ありがとうね!!

それぞれ、勉強してきた過程も、今の生活環境も、性格も音楽性も違うのですが、音楽が大好きで、もっと良い音楽をしたいという希望を持っているところは似ていると思います。それぞれ違うから、与えられる影響は大きく、同じ方向を向いているから、努力するパワーが大きくなるのだと感じています。

音楽を生業としている人は沢山います。音楽が好きな人も沢山います。そんな中で結成できるということは、奇跡のような気がします。まだ、出来たてホヤホヤで、これからどうなっていくのかわからないけど、この出会いを大事にしていきたいと思います。

音楽は一人では出来ないな、とつくづく思います。聴いてくれる人、一緒に演奏してくれる人、理解して支えてくれる人、、、大勢の人あっての音楽です。感謝しながら、良い音楽を目指して日々勉強です!

栄区あたりの名物トリオになれるように、<まじめに愉快に大胆に>進んでいけたらいいなぁ♪♪♪

夏期講習

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七月後半の10日間、母校での夏期講習に参加して、ドイツからいらっしゃったウルフ ヘルシャー先生のレッスンを受けてきました。

二年前にも受講したので、先生のレッスンを受けるのは2度目です。先生が覚えていてくださってとてもビックリ!しました。

今回は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第6番を練習していきました。ベートーヴェンのソナタの中ではこじんまりとした作品ですが、温かい気持ちになれるので、わたしは大好きです。

ピアニストの茜さんとの演奏を聴いていただいてレッスンがスタートしました。

ベートーヴェンのソナタは特に、ピアノの弾き方を参考にして音を作ること、よりクリアな音色を目指してフィンガリングとボウイングを考えること、、、そんな基本的なことをまず教わりました。

それを踏まえた上で、表情をはっきりと付けることを始めていきました。恐い顔のベートーヴェン、優しい顔のベートーヴェン、という表現で示してもらって、とても頭の中がスッキリしました。

さらに、表情を付ける上でも必要な右手の使い方を、音階を使った練習方法で教えてくださいました。これは、すぐに日々の練習に取り入れられるので続けてみます!

最後のレッスンではテレマンのファンタジー第9番(無伴奏の曲です)を聴いていただきました。バロック音楽を現代の楽器で演奏する時の奏法や、装飾の入れ方を教わりました。

講習会の間に先生のリサイタルがありました。

モーツァルト、シチェドリン(1932ー  モスクワ生まれ。奥様はバレリーナのプリセツカヤだそうです。)、シューマンの作品で構成されたプログラムでした。レッスンでおっしゃっていたことが、より理解できるような気がしました。シチェドリンという作曲家、わたしは初めてでしたが、色彩豊かな、ヴァイオリンという楽器を生かしきった素晴らしい曲でした。面白かった!!

有意義な10日間でしたが、何よりも先生のお人柄から、沢山のことを学んだ気がします。温かく、優しく、大きな心の人だから、感動を与えられる演奏ができるのだと思うし、生徒も安心して練習や演奏の方向を決められるのだと感じました。<音は人>ということをあらためて実感できたことが一番の収穫だったかもしれません。

さあ、日常の小さなことはさておいて、練習するぞ〜♪♪