今日はまた大雪の予報が出ています。ここ数日、暖かい日が続いていたので、寒さが身にしみます。
前回の雪の時は、翌日、家の前の坂道で見事に尻餅をつきました!今回は積もる程ではなさそうですが、気をつけようと思います。
生徒さんたち、また、そのご家族とのご縁というのは不思議なものだな、と思います。
生徒さんにとって、先生というのは、人生のほんの一時を共有する通りすがりの存在のような気がしますが、わたしにとって、生徒さんというのは、関わりが終わってもなんとなく心の中に残って、いつまでも時々思い出す、大切な存在です。
レッスンというのは1対1ですから、自然に密度が濃くなります。どんな音を出すかな、集中しているかな、頭を使って考えているかな、と短い時間の中で見続けるのがわたしの仕事の始まりです。楽器の弾き方は、心の状態が整ってからでなければ、いくら伝えても伝わりません。気持ちがのっていない時は、音に集中してもらうために、ひたすらDの音を弾いてもらいます。良い音が出てくると、集中できるようになっているようです。自分の音を聴くというのは、自分の状態を脳にフィードバックさせることになるのではないか、と思います。
そんな風に、数年感、毎週、じっくり関わらせていただくおかげで、ひとりひとりが忘れられない存在になるのです。音も覚えています。
生徒さんと共に、そのご家族ともご縁ができます。はじめは、レッスンに付き添っていらっしゃるだけの方が多いのですが、だんだん、質問をしてくださったり、提案をしてくださったり、会話が始まり、普段のお子様の様子や、ご家庭のイベント話などもしてくださるようになって、そのご家庭の様子が見えてきます。そうなると、レッスンがよりしやすくなるのが不思議です。また、おもしろいもので、お子さんとのレッスンが終了しても、お話したり、情報交換をしたりして、お付き合いが続くことがあるのです。ありがたいことです。
今日は誕生日。新しい一年が始まりました。この一年も、大勢の生徒さんと関わらせていただける、わたしの人生を、感謝して楽しもうと思います。