明日は立冬

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DSC_0717過ごしやすい暖かな秋の毎日が続いていますね。でも、明日8日は立冬です。いよいよ本格的な冬がやってきますね。

先月の終わりに、久しぶりに映画を観ました。ぽっかり空いた時間にふらりと映画館に行き、始まる時間がちょうどよかったのが『ツレがうつになりまして。』という映画でした。

結婚5年目の夫婦が主人公です。几帳面なご主人が鬱病になって、会社を辞めて、夫婦が力を合わせて、周りの人に助けてもらいながら病気とつきあっていくというストーリーです。

夫婦について、あらためて考えてしまいました。。。わたしたちは結婚して4年目なので、ちょうどこの映画の中の夫婦と同じくらいの時間を二人で過ごしています。さらに、夫はまじめできちんとした働き者で、妻は夫の元で好きな事を生業としているところも同じで、なんだかウチみたいだな〜、と親近感を持ってしまいました。

わたしは夫の仕事について詳しいことはあまり知りません。平日は毎日同じ時間に起きて出かけ、夜は遅くまで仕事をしています。疲れた顔で帰ってくる日もありますし、元気に帰ってくる日もあります。疲れた顔の日でも、帰って来てから仕事の愚痴をこぼすことはありません。大変なの?と聞くと、普通だよ〜、と答えます。

でも、この映画を観ていると、男の人が外で働く大変さがよくわかります。もちろん、好きなことを仕事にしているわたしにも大変なことは多くあります。でも、会社勤めと自由に仕事をするいうのは根本的に違うのですね。そんなこともこの映画を観て学習してしまいました。

この映画の中の夫は真面目すぎて、頑張りすぎて、病気になってしまいましたが、真面目に働く多くの人が、ウツという心の病と隣り合わせにいるのかもしれないですね。

うつになってしまった夫を支えて、漫画家の妻が頑張りだします。この奥さんの素晴らしいところは、辛い事もユーモアたっぷりに受け止めてしまうところです。本当にすごいなと思いました。

映画の中に、結婚式をした教会で、同じ時期に結婚したご夫婦と同窓会をする場面があります。ここはグッときました。宮崎あおいさん演じる妻が、結婚の時にした誓約「健やかな時も、病める時も、、、」という言葉を思い出して泣いてしまいます。でも、表情は明るくて、なんだかとっても良いのです。

わたしも結婚式で同じ誓約をしたことを思い出しました。どんな時でも一緒に歩んでいくうちに夫婦になっていくのだな、とあらためて知らされました。

誓約の箇所とは違いますが、こんな聖句があります。

愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

(コリントの信徒への手紙 一 13章より)

わたしたちも結婚する前に、牧師先生から結婚についてのお話をしていただきました。この、聖書の箇所の『愛』の部分に自分の名前を入れてみてください、と言われて、自分がどれだけ愛から遠い人間であるかを思い知りました。実践できたのはイエス様だけ。なかなかそんな風に生きられないのが人間ですが、目指していくのが大事なのですね。

冬が来ますが、心の温かい毎日を過ごしたいです。

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