先日(7/5)、武蔵野音楽学園の中にあるベートーヴェンホールで行われたソプラノ歌手の天羽明惠さんのリサイタルを聴きました。
素晴らしかったです。
生の歌声は初めて聴きましたが、本当に素晴らしくて、感激しました。(こんなありきたりな言葉では足らないのですが、、、)
恥ずかしながら、プログラムの中に知っている曲はなかったのですが、感動するのです。曲の始まりの声で観客をその世界に引き込んで、その後はものすごい感情表現と集中力で最後まで退屈させないのです。全ての音と言葉を大事に大事に歌っていらっしゃって、知らない歌なのに、気持ちがざわざわして、涙が出そうでした。
アンコールで、やっと聴いたことのある歌を歌ってくださいました。シューマンのミルテの花、シューベルトの鱒、からたちの花。
からたちの花は、色がくっきり想像できるようで、温かい気持ちになりました。
姿は美しく、身のこなしは優雅で、お話は親しみやすくて、すっかりファンになってしまいました。
ソプラノの歌は実はあまり好きではなかったのですが、こんなに引き込まれるソプラノの歌声を知ることができて嬉しい気持ちになりました。
プログラム
R.シュトラウス C.ブレンターノの詩による6つの歌曲より
ヴォルフ メーリケ歌曲集より他
ミヨー 4つのロンサールの歌
シェーンベルグ 4つの歌 Op.2
ウルマン R.フーフによる5つの愛の歌 Op.26
(写真はシルクドソレイユシアターで本文とは関係ありません)