頑張って!!

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いよいよ3月です。

教室ではグループコンサート、自宅での教室では勉強会と、一年間の集大成の晴れ舞台が近づいてきました。

生徒さんたちはそれぞれがそれぞれの環境で、それぞれに精一杯ヴァイオリンを弾いていらっしゃるので、個々のペースでよいのだ、と思いつつ、少しでも上手に弾いてほしい!とついつい指導に熱が入ってしまいます。それは、上手に弾けた方が演奏後に得る充実感が大きいですし、自信になるからです。

勉強中は、お客様がどう思ってくださるかよりも、自分がどう満足するか、の方が重要なのかもしれません。どんなに褒められても、自分が満足しなければ、その言葉は受け入れられないですし、逆にやり遂げた充実感がある時は他人の言葉は気にならないものです。

少し脱線しますが、褒め言葉、というものはくせものです。耳に心地よい言葉におどらされず、自分の感じたことの方をしっかりと追求していかないと、裸の王様になってしまいます。わたしの恩師の瀬川光子先生は、素晴らしい演奏家ですが、どんな褒め言葉に対しても『ありがとうございます。励みにします。』とおっしゃいます。あんなに素晴らしい演奏をされる先生がこんな風に謙虚なのだから、わたしがちょっと褒められたくらいで図に乗っていたらおかしいな、と思うようになりました。

でも、これは中学生以上の人の場合で、小さいうちはたくさん褒めてもらうことが、やる気を保つことになりますし、頑張ったことに対する褒め言葉は、額面通りに受け取ってよいと思います。

練習はしたくない時もあるし、辛い時もありますが、絶対に裏切りませんから、結果を楽しみに続けてくださいね。

目標があるというのは幸せなことです。ラストスパート、頑張ってください!!