音楽の先輩

標準

発表会に備えて伴奏合わせが始まりました。

今回は発表会の主催者である、浅賀雄三先生が引き受けてくださいました。

作曲家でもある先生は、ひとつの音もおろそかにしない緻密な演奏で、ヴァイオリンの演奏をサポートしてくださっています。

発表会は今年で48回目だそうですが、そんなに長い間、指導者として歩まれてこられるのは、並大抵のことではなかったことと思います。経験と実力に裏付けられた貫禄は、穏やかなユーモア溢れるお人柄とともに魅力です。

日々、音楽の先輩方から学ぶことは多いのですが、浅賀先生からも沢山のことを教えていただいています。昨日も名言をいただきました。

『当日に向けて健康状態をよくするのも才能のひとつなんだよ。』

当たり前のことのようですが、とても深いことではないでしょうか。

肝心な時に体調不良だったり、ケガをしてしまう生徒さんが時々います。先生は、コンディションを整えることも才能のひとつだ、とおっしゃったのです。なるほどな〜、と思いました。

健康管理を自分ですることは、大人になれば当たり前に出来ることですが、子どもというのはなかなか大人のようには自分の体のことが認識できません。怠いとか、寒気がするとか、痛いと感じて、やっと自分の不調を認識する。それに気がついた時には発表会に限らず、運動会や受験などの大事な日の当日、あるいは前日だった!というケースがままあるのではないでしょうか。

無意識のうちに『この日は大事な日だから、元気でいよう!』としっかり目標を定められるのも才能だ、ということなのだと思います。

音楽の先輩=人生の先輩。長い長い音楽人生を過ごしてこられた先生から、素敵なエッセンスをいただきました。感謝です。

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