試験が終わりました♪

標準

昨日、勤めている教室の前期試験が終わりました。

わたしの関わらせていただいている生徒さんも、それぞれの自信を抱えて頑張りました。自信の大きさは大小ありますが、、、自信の大きさは当日までに積み重ねた練習量と比例します。

今回、わたしは高校3年生の女の子に感動をもらいました。

彼女はヴァイオリンが大好き。じっくり時間をかけて、出来るまで粘り強く練習できる才能を持っています。でも、なかなかその積み上げた努力が本番で発揮できず、何度も悔しい思いを繰り返してきました。わたしも、なんとかして実力を発揮させたくて、いろいろ試行錯誤してきましたが、なかなかうまくいきませんでした。 選曲が悪いのかな?もう少しカツを入れた方が良いかな?それとも褒めた方が良いかな?それとももっと自分で考えさせようかな???

今回は彼女にぴったりな曲が見つかり、順調に上達しましたが、9月に入って暗譜が出来ないことに悩み始めてしまいました。一週間前になってもどうしても演奏の途中で止まってしまう。。。困ったねぇ〜

そんな時、ふと思いました。止まってもいいじゃん!!

止まるか止まらないかにハラハラしているより、止まっても彼女の良いところが自然に表現できている方がずっと大切なんですよね。彼女とそのことについて話をしました。

そして1週間がたって昨日。試験場には、のびのびと自分の音楽をしている彼女がいました。何度か危ない部分はありましたが、そこは練習量が底力となって乗り越えて、今までで一番すてきな演奏をしていました。頑張った過程を知っているだけに、ウルウルしてしまいました。

教える仕事は、他の仕事と同じく、楽しいことばかりではありません。人間同士のことですから、うまく通じ合えなかったり、気持ちの行き違いがあったり、悲しいこともあります。でも、昨日のようなことがあると、大変だったことが吹っ飛んでしまいます。嬉しくて嬉しくてぴょんぴょんした気持ちになります。そして、また、次に向けて頑張ろう!という気持ちになるのです。生徒さんたちに感謝です。

来週からまた新しく前進です。