9月6日に東京文化会館小ホールで、ジェラール プーレの演奏を聴きました。
プログラムは、モーツアルトのヴァイオリンコンチェルト第7番とヴィヴァルデイの四季でした。
かなりの高齢だと思うのですが、自由自在に楽器を操り、変幻自在に音色を操る演奏を聴いて、すっかりプーレさんの魔法にかかってしまいました。
けっして大きな音ではないのですが、柔らかくて伸びと輝きのある音色でいろいろな景色を見せてくれて、太陽や嵐や北風、木や動物や人間を感じることができました。
右手の弓の操作が素晴らしく、みとれてしまいました。
無駄な力がどこにも入っていなくて、弓のどの部分でもまるで自分の手のように、自由に使っていました。
四季で通奏低音を担当していたチェリストの古谷田祥子さん曰く、、、練習の時と本番とで全く演奏が違うの!ついていくのに必死だったよ〜。きっとプーレさんって音楽みたいに生きてきたのでしょうね、、、
心も演奏も自由人、ということでしょうか。
そういえば、新百合ケ丘でプーレさんをみかけた知人が、背中に弓をさして(担いで)自転車で走ってたよ、と言っていました。
ステキな方ですね♪
幸せな晩でした。